Calm Light
「未怜、遅刻だ、起きろ」
肩を容赦なく揺さぶられる。
「イヤ……やめてよ、眠い……
……ん?……うそっ、もうこんな時間!?」
あたしは慌てて飛び起きる。
「未怜、髪巻いてる時間なんかないからな。
早くなんか食え」
そう言いながら、自分はパンをくわえながら着替えてる。
まるでマンガのひとコマだよ、これじゃ。
「よぉし、んじゃ……行くよ」
メットをかぶってバイクにまたがり、しっかりとしなやかな体に手を回す。
鷹耶の体に。
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