いぢわる。

ゲームオーバー




太ももの内側にするすると手が入り込む。

と思ったら、振動するものが、ショーツの上から当たった。

「きゃあっ」

思わず小さく叫ぶ。


(うそ……よりによって、被害者なの!?)


「ちょっと、センパイ、やめ……」

細かく振動する物体は、布の上からゆっくりと上下になぞるように動いた。

「あ……あ……」

ゆっくりとくるくると回される。

「ん……」


勝手に体がくねる。

(だめ。やだ。どうしよう)


ブーン。


ちょっと振動音が大きくなった。

さっきより振動のパワーが強くなってる。

ぐいっと強く、ショーツ越しに敏感な部分に押しつけられて。


「あ……」


抑えきれずに小さな声が出てしまう。


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