いぢわる。

Hギライ


「……ごめん、痛かった?」

首を横に振る。


「気持ちいい?」

こくり。


「……続けていい?」

………こくり。


「……よかった」



蓮センパイは、あたしを後ろからしっかり抱きかかえたまま、どっさりとベッドに横になった。


再び、胸元とスカートの下へ指が伸びていく。

絡むように、ぬらぬらと、あやしい触手のように動く指があたしを責める。

指自体が何かの生き物みたいに。


「あ……ん……あ……はぁっ………あ………」


声にならない吐息が、あたしの唇から断続的に漏れた。



永遠に続くかと思われた快楽の責め苦は……





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